
アパート経営をするときには多くの人が火災保険に加入します。火災保険に加入しておけばいざという時に安心だから、ぜひ加入したいと考える人もいるでしょう。しかし、そうではなくて、加入しなければならないから加入したという人もいます。アパートを取得するときにローンを組む人は多くいます。
このローンでは、火災保険への加入が義務付けられている場合があります。また、火災保険に加入した時には質権の設定が必要となるケースもあります。質権を設定するというのはわかりにくいですが、簡単に言えば保険料でローンを返済することを指します。銀行は融資を行いますが、もしもアパートが損害を受けて経営が続けられなくなると、融資した資金を回収できなくなる可能性があります。
例えば洪水で建物が使い物にならなくなったということもありえるでしょう。火災で焼失してしまうということもありえるでしょう。このようになったときには賃料収入を得られなくなってしまいますから、銀行は回収できなくなります。質権を設定しておけば、火災保険の保険金によってローンを返済できますから、銀行としてはリスクを抑えることができるわけです。
物件によって質権を設定しなければならないのかどうかは異なりますが、火災保険に加入することを義務付けられるケースは多いです。そのためにはもちろん保険料を支払わなければならないのですから、アパートを取得する費用として計上しておいたほうが良いでしょう。
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